なぜ日野市のごみ袋は高額なのか?

レポート

日々の物価高騰で生活が厳しさを増す中、当たり前のように買っている40L1枚80円の指定ごみ袋
日本全国で見ても大変高額なことをご存知でしょうか。

1枚80円は全国最高クラス!

日野市(40L袋)

80

東京23区

0

価格帯別都市数

  • 東京23区はすべて無料(指定袋なし)ですが、多摩地域26市はすべて有料。
  • 有料化自治体の平均価格は約43円。
  • 日野市の80円は、全国平均の約2倍近い価格。
  • 全国で80円台の市はわずか38市。そのうち15市が多摩地域に集中しています。

日野市は多摩地域の中でも最高値で、家計にとって非常に重い負担となっています。

日野市のごみ処理コスト

高額なゴミ袋代を払っていても、ごみ処理費用のわずか22.6%しかカバーできていません。残りの約8割は、私たちが納めている税金から支払われています。

令和6年度 令和5年度
ごみ・資源物処理費用 約27億円
(市民1人あたり14,464円)
約26億円
(市民1人あたり13,839円)
指定ごみ袋代 約4億7,000万円 約4億6,000万円
資源物の売り払い収入 約1億4,000万円 約1億3,000万円

ごみ袋の全戸配布で生活支援を!

立川市では、物価高対策として燃やせるごみ専用袋の全戸配布を何度も実施しており、とても助かっているとの声をよく耳にします。
日野市はごみ改革によるごみの分別により、人口10万人以上50万人未満の市町村で1人1日当たりのごみ排出量の少なさが2年連続全国1位です。
分別の意識が定着してごみの排出抑制に一定の成果を上げた今、物価高対策の一環として、市民にごみ袋の無料配布をして負担軽減を図ってみてはいかがでしょうか。

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